新NISA制度が始まり投資への関心が高まっていますが、「そのうち始めよう…」と思いつつ、まだ何も始めていない方もおられるかと思います。

では、いつから始めますか?

林修先生なら「今でしょ!」となるかもしれませんが、もっと良いタイミングがあるかもしれません。

それは、昔から人々に信じられてきた暦の上の「吉日」すなわち「縁起の良い日」です。

吉日にも色々ありますので、金運がアップする日、投資などを始めるのに良い日はいつなのか、見てみましょう。

縁起を担ぐようなものなので、気軽に読んでいただければと思います。

 ≫≫≫ 一粒万倍日

「大安」といえば、縁起が良いとされる代表的な吉日です。カレンダーにも書いてあることが多いので、馴染みのある吉日です。六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)のひとつで、6日に1度巡ってきます。

そして、大安と並んで有名な吉日は「一粒万倍日」(いちりゅうまんばいび・いちりゅうまんばいにち)でしょう。

「一粒万倍日」には、一粒の籾(もみ)が万倍に実って立派な稲穂になる、という意味があります。幸せが万倍にもなるということで、この日を選んで入籍する人も多いですね。

新しく物事を始めるのに良い日とされ、開業や引越し、入籍・結婚などに良いと言われています。

お金に関しても、何倍にも増えるということで、宝くじ売場で「本日は一粒万倍日!」と掲げられていたり、財布を新調するのにも良い日などと言われています。

投資を始めてみたり、新しい口座を開設してみたりするのも良いかもしれません。

また、「大安」と「一粒万倍日」が重なる日は、さらに縁起が良いとされています。

ちなみに、2024年後半の「一粒万倍日」は、以下のとおりです。

(※後述する「不成就日」と重なる日は除いています。)

7月 ⇒ 5日(金)・8日(月)・17日(水)・20日(土)・29日(月)
8月 ⇒ 1日(木)・11日(日祝)・16日(金)・23日(金)・28日(水)
9月 ⇒ 17日(火)・24日(火)・29日(日)
10月 ⇒ 6日(日)・9日(水)・12日(土)・21日(月)・24日(木)
11月 ⇒ 2日(土)・5日(火)・17日(日)・18日(月)・29日(金)・30日(土)
12月 ⇒ 14日(土)・25日(水)・26日(木)

 ≫≫≫ 天赦日・巳の日・寅の日

「大安」や「一粒万倍日」以外にも縁起が良いとされる吉日がありますので、いくつかをご紹介します。
これらの吉日も、他の吉日と重なるとパワーアップされて、より縁起が良いと言われています。

「天赦日」(てんしゃび・てんしゃにち)は、すべての神が天に昇り、天が万物の罪を赦す(ゆるす)日であるとされており、万事にわたり最上の吉日とされています。年に5日ほどしか訪れない、貴重な大吉日です。

お金のことに限らず、すべての物事を始めるのに良い日、何に関しても良い日と言われています。また、「一粒万倍日」と重なると、最強の吉日になるとされています。

2024年後半の「天赦日」は、以下のとおりです。(※後述する「不成就日」と重なる日は除いています。)

7月 ⇒ 29日(月) ・ 8月 ⇒ 12日(月祝) ・ 12月 ⇒ 26日(木)

「巳の日」(みのひ)は、十二支の「巳」(ヘビ)が由来の吉日です。日本では古来よりヘビは財運をつかさどる弁財天の使いとされていることから、「巳の日」は、お金に関することに最適な吉日とされており、12日に1度巡ってきます。

「巳の日」の中でも、さらに縁起が良いとされる日に「己巳の日」(つちのとみのひ)という吉日があります。年に6日ほど訪れる、金運の大吉日です。

2024年後半の「巳の日」「己巳の日」は、以下のとおりです。(※後述する「不成就日」と重なる日は除いています。)

7月 ⇒ 16日(火)・28日(日)
8月 ⇒ 9日(金)・21日(水)
9月 ⇒ 14日(土)・26日(木)  己巳の日は、2日(月)
10月 ⇒ 8日(火)・20日(日)
11月 ⇒ 13日(水)・25日(月) 己巳の日は、1日(金)
12月 ⇒ 7日(土)・19日(木)  ※己巳の日は、31日(火)

「寅の日」(とらのひ)は、十二支の「寅」が由来の吉日です。 トラの黄金色の毛並みは金運の象徴とされていることから、「寅の日」は金運招来日と言われています。また、「トラは千里行って、千里帰る」という諺があることなどから、お金が出て行っても必ず戻ると言われています。12日ごとに巡ってくる吉日です。

2024年後半の「寅の日」は、以下のとおりです。(※後述する「不成就日」と重なる日は除いています。)

7月 ⇒ 1日(月)・13日(土)・25日(木)
8月 ⇒ 18日(日)
9月 ⇒ 11日(水)・23日(月祝)
10月 ⇒ 5日(土)・17日(木)・29日(火)
11月 ⇒ 10日(日)・22日(金)
12月 ⇒ 4日(水)・16日(月)・28日(土)

 ≫≫≫ やってはいけないこと

前述したように、吉日に何か物事を始めるのは良いとされていますが、気を付けたいのは、その日にやってはいけないこともあるのです。

【 大安 】にやってはいけないこと

「大安」は何をするにも縁起が良い日とされ、結婚式などの慶事に適する日ですが、逆に弔事(通夜・葬儀など)は避けたいという人もいます。ただ、何事も滞りなく行える日である、という捉え方もありますので、親族で話し合って決めれば問題ないでしょう。

【 一粒万倍日 】にやってはいけないこと

「一粒万倍日」は、良いことだけでなく悪いことも増幅させてしまうとされています。苦労の種や揉め事が万倍にもなってしまうので、ネガティブな行動は慎みましょう。

例えば・・・

×無駄遣いをする
×事業を清算する
×人から物やお金を借りる
×別れ話・離婚
×ケンカ・人の悪口を言う

【 天赦日 】にやってはいけないこと

「天赦日」は最上の吉日なので、やってはいけないことは特にないですが、物事を始めるのに向く日なので、何かを終わらせるのには不向きであるとも言われます。また、天が罪を赦す日とはいえ、何をしても赦されるという意味ではありません。犯罪行為はもちろんのこと、人を騙すようなことや不倫などは、やってはいけません。

【 巳の日 】にやってはいけないこと

「巳の日」は金運が良い日なので、金運が下がるような行動はやめたほうがよいでしょう。金運アップには掃除をして綺麗にすることが良いとされていますので、逆に掃除をせず汚れを放置したりすることは、金運を下げてしまうでしょう。

【 寅の日 】にやってはいけないこと

「寅の日」は、出て行ったものが必ず戻ると言われる日ですので、結婚や葬儀には不向きとされています。結婚しても出戻り(離婚)してしまう、故人が成仏できずに戻ってきてしまう、などと言われたりします。ただ、冠婚葬祭については「六曜」を意識する人が多いので、親族などで話し合って決めればよいでしょう。

≫≫≫ 不成就日と重なる日

吉日とあわせて知っておきたいのが、「不成就日」(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)です。これは、何事も成就しない日とされており、何かを始めるのには適さない日とされています。

あまり知られていない「不成就日」ですが、「一粒万倍日」や「天赦日」などの吉日と重なってしまうこともあります。そのような場合、吉日と凶日のどちらが優先されるのでしょう?

これは、「不成就日」のマイナスパワーの影響で吉日の運気が削がれると捉えられているので、何か新しいことをスタートさせるなら「不成就日」と重ならない吉日を選ぶと良いとされています。

≫≫≫ 最強金運日はいつ?

では、縁起の良い吉日が重なり、さらに不成就日と重ならない日は、具体的にいつなのでしょう?

2024年後半の最強吉日は、ズバリ以下の2日です!

2024年 7月 29日(月)   「一粒万倍日」+「天赦日」+「大安」

2024年 12月 26日(木) 「一粒万倍日」+「天赦日」

金運アップの絶好のチャンス日ですので、何か新しいことや投資を始めてみると良いかもしれませんね。

≫≫≫ まとめ

金運が上がりそうな吉日についてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

吉日には他にも様々な種類があり、その由来や捉え方にも諸説あります。あくまでも験担ぎのようなもので、金運が確実に上がるという科学的な根拠があるわけではないですが、縁起の良い日に新しい物事を始めるというのは、前向きな気持ちでスタートできそうですよね。

投資を始めようと思いつつ、気になりつつもタイミングを逃していた方は、金運が上がりそうな吉日を参考にしてみても良いかもしれません。